どんぐりきのこ研究所
代表の黒いうさぎのれおんですぅ〜
去年の11月に準備したヒラタケ39号が
芽吹いてきました〜
いい感じ^^
今ここ〜
どんぐり研究所の作った
『どんぐりきのこを作ってみよう』
テキスト通りにやってみますよ。
いつも通り脱線ばっかりですが。。。
どんぐりはまず選別する。
そして割る、割る、割りまくる。
どんぐりはどの種類だって結果おっけいだよ。
ただ、間違いないのはマテバシイ。
理由はたくさんある。
それはここ10年近くやってきた結論にある。
この沈殿したデンプンはアクを抜いて水分を飛ばせば
葛粉に負けずとも劣らない純度の高いどんぐりスターチになります。
このどんぐりスターチの研究こそが
このどんぐり研究所の原点でした。
デンプンを抜いた栄養もないカッスカスのどんぐり。
それを下処理して菌床の準備が完了です。
れ : これやるんだよー。
全員 : え〜 ごっつめんどくさそ〜
このめんどくさい作業が成功への第一歩です。
失敗というのはカビちゃうこと。
カビに栄養を横取りされるということ。
カビを防御するにはできるだけ素早く拡大して陣地を守ること。
絶えず、空気中のカビが栄養のあるところを狙っています。
ゆっくり味わってどんぐりを食べてたらダメなんです。
素早く全部食べて分解してもらわないといけないんです。
例えばですよ。
例えば、人間だとどう?
こんなもりもりサーロインステーキ。。。
もりもりローストビーフ。。。
こんな肉料理を出されたら、やっぱりよく噛んで、
ゆっくりないと食べられないよね。
消化するにも時間かかるし。。。
そんなことではきのこは自然界ではやっていけないのです。
敵が来る前に自分のものにしないと拡大できないんです。
絶えず陣地の奪い合いですから。
スルスルスル〜 ズズズ〜
お蕎麦や、
ツルツルツル〜
なラーメンとか、
やっぱりあっさり系のうどんですよ。
早く食べて消化の良いやつは。
あえて美味しい餌は与えないのが失敗しないコツ^^
そのために、あえて消化、分解までに時間のかかるデンプンは
先に抜いちゃうのです。
そして、きのこの様子が観察出来るように、
透明の容器がオススメです。
そして種は通販でも手に入るアレ!
ヒラタケ39号です。
原木栽培も簡単!
となってますが、
原木を手軽に手に入る人がどれぐらいいるだろうか?
そこで、今こそどんぐりだ!
もう一度言おう。
今こそ、どんぐりだ!
この種がどんぐりを食べて分解して菌床が完成。
そのためにはここで手を抜くわけにはいかない。
めんどくさくても、選別して一個、一個を割る。
そしてデンプンを抜く。
それだけ手をかけて初めてヒラタケ39号が
パクパクどんぐりを食べて分解していけるのです。
過保護にも限度があるほど。
リスクを排除するために。
分解までは早くて1ヶ月です。
まー、遅い場合は1年以上かかることもあります。
遅くなる理由は色々あります。
殺菌、滅菌を気にして加熱したりすると遅くなります。
何と言っても生のどんぐりを好みます。
あとスタートする時期です。10月〜11月に準備するのが妥当です。
どんぐりの状態がよくても真夏なんかには活性が悪いです。
この10年近く色々やってきた結果
どうもそうなんだと言うことがはっきりしてきました。
餌を探して菌糸伸びてく。
時間差でいろんなどんぐりでやってみたけれど。。。
見た目左側が早いように思うけれど。。。
真ん中も正直カビてるけど。。。
結果はいかに?
上からも下からも。
あと少しで、融合だ!
上はもう雲の上のような様子になる。
綿菓子みたい?
そして1ヶ月で結果同じ感じになります。
尚、真ん中のはカビと戦った結果、
これで発生したら、カビに勝ったといことになります。
もう、どれがどのどんぐりなのか不明。
もうそろそろかなーと。
上ばっかり気にしてた。
、、、
しかし、何のために透明のカップにしたのか。。。
そこが今回片手落ちだった。
片手落ち。。。
一番言いたくない言葉。。。
え?
なんか、おかしくないか?
え?すでに側面からは出てたのか?
上からはわからないけど。。。
出してみた。
気がつくのが遅かった^^
出てたね^^
あー。
ということはもっと出てくるわ。
一応成功ですね。
ということで放置した。
出てきた〜
ちゃんと出てきた〜
ヒラタケ39号〜
結果一番遅くやったマテバシイからたくさん発生しています。
最初はねずみ色の頭をしているよ。
夜撮影するとこんな色に〜
リズム感ある旋律〜
これ、きっとこのまま枯れていくと期待してなかったけど。。。
もう収穫できそう。
こんな綿状も見逃せないよ!
カビてた菌床が今この状態です。
さー、これは一番最初に作った菌床、
クヌギです。
いっぱい生まれてきたよ〜
出してあげよう。
表面じゃなく、側面からのが早かったね。
これも上からじゃ気がつかない。
出してみよう!
2ヶ所塊があった。
えー、これがきのこに?
ではご覧いただこう。
今ここ〜
さ、これはどうなる?
左は淘汰されるとみた。
今ここ〜
今回はどうなるかわからないけれど、
多分一つ、二つが大きくなる可能性は高いです。
間引きするとそれがよくわかります。
そんな訳で今は霧吹きをしながら観察を続けています。
これがまとめです。
最初はどんぐりを食べることばかり考えてました。
そしてそこから一歩進んで、
搾りかすからも新しいエネルギーを生み出すことに成功しました。
どんぐりは偉いのです!
もっと、注目されてもいいはず。どんぐり!
どんぐりに市民権を!
まだきのこらしいものは出てないけれど、
カビを克服してここまできました。
今後はこれも注目。
これはちょっと遅れて作ったピンオークの菌床。
もう少しかな?
クイズです〜 ぼくン家では作ってないきのこがあります。
さてそれはどれでしょう〜^^
おしまい。
え?れおんくんそうなの?椎茸も!ポチッとな♪
コメント
コメント一覧 (4)
公表しちゃうのがもったいないような!でも嬉しいような!
石灰・・・石灰の役目はなんですか?
あの小さなどんぐりから、食べられる部分とそうじゃない部分を見分け
カタチを変えていろんなものに変化させてる魔法使いさんのようだけど
10年という研究を続けてきたからこそできる公表なんですね!
クイズの答えは~・・れおんくん、これ正解したら何かもらえるの??(笑)
れおんくんの覗き込んでいるとことか、
ミキサーのとこが特に好きかな!
きのこがニョキニョキ!楽しみですね〜!
沢山収穫出来そうです^^
公開するかはずーっと迷ってました。
元祖だとか、発案者とかはたまに言っておこうと思います。
石灰は畑とかもそうなんですが、入れるとアルカリ性になるんです。
色が変化するのは化学反応の結果のようです。
正解者には、ハート型の椎茸とかかなー?(たまに出来ます〜)
ひとつ越えられなかったハードルがあって、そこがクリア出来たので公表することにしました。
ありがとうございます。
イラストはラインはカリグラフィーの筆を使いました。
お習字の道具の墨をすって水墨画仕立てです。
ミキサーは『ちょっとズルしてますよ〜』ってちょっと後ろめたい気持ちがあります。
歴史博物館へ行ってはミキサーなしでやってる道具をたくさん見てきました。
もっと出て来るのか?出てきて欲しいっす!