ぼくは、ツチグリが大好きだ。
でもこの粉々したやつ。。。
何かに出来ない?
ってママに提案してみた。
だってさ、こんなことして、遊んだ後、
捨てちゃうだけでしょ?
食べる訳にもいかないしさ。。。
ツチグリです。
それならいっそ、画材にするという、提案をしてみたい。
ビヨーン!
え?水に溶けないの?
どうしよう。。。
水彩画に出来ないじゃん!
じゃ、油にしてみたら?
油絵ってのは昔からあるよ。
なんでもいいのに、一番いい油買ってきた。。。
そしたら、とんでもなく、油に溶けたんですよ。
ツチグリの胞子が。。。
ほーらさ!
れおんくんだって、
ザリガニの当時飼ってた、トンちゃんに自慢してます。
世界初のキノコ画伯って売り出しちゃう?
いーや、よく見てよ。
なんか、天ぷら揚げた時、こんなのよく見るよね。。。
そー、油が紙に滲むのです。
そう、水に溶ける、ササクレヒトヨタケと
ツチグリとは同じきのこの胞子でも全くと言って、
別物だったのです。。。
という訳で今度は違う何かを考えてみた!
じゃ、あれ使えば解決じゃん!?
数滴入れてみました。
(これについて知りたい人は是非、つくばきのこ展2018へ)
ウッソ!
なーんだ、これで解決出来たね!
ちょっと描いてみるよ。
ウンウン。
これはいいかも!
自画自賛だ。
ところが。。。
乾いたら。。。
パンっと紙を指で弾くと、
サラーっと粉が下に落ちて、
描いてたものが白紙状態に。。。
エーン。エーン。
大丈夫よ!
あれがあるじゃん、アレが!
これか!
(これについて、知りたい人もつくばきのこ展2018へ)
溶かしテェ。。。
入れテェ。。。
アレを数滴垂らして。。。
うわ〜!
これでやってみようじゃないか!
ちょうど、それは真冬の寒い日でした。
インクがすぐに固まってしまうので、
こんな風にして描いていました。
(暖房するという選択肢がなかった。)
あれ^^
ちゃんと溶けてないけど。。。
まー、それがラメみたいで逆にいっか。
てか、レンジに入れて溶かせば解決だな。
レンチンするよ!
おー、滑らか、滑らか。
しかも定着するし。。。
ツチグリインク、開発成功の瞬間でした。
『れおんくんの叫び』
もやってみた。
続・キノコ画ってのは、
ササクレヒトヨタケの次にという意味合いです。
ツチグリはいっくらでもある。
アミガサタケは4月〜
ポルチーニは6月〜
トリュフは10月〜
とかそんなのない!
場所さえ特定してあれば、1年通して見つかる。
自分をつつくのもいいけど。。。
他人を巻き込むことも多し。
もう、この胞子は無駄にしないよ!
去年はつくばきのこ展2017でもツチグリの絵を2枚飾ってもらったよ。
これと。。。
これだ!
いよいよ、9月29日土曜日に、きのこ展がスタートした。
今年も初日にみてきたよ〜
今日は、自分のやつだけね。
しかも胞子画だけをご紹介するよ!
全体像としてはこんな感じ。
自然の神秘とは素晴らしい!
『マザーズ ネイチュアー』
とウサギのれおんくんが締めくくっております。
和訳はこちらご覧くださいのところにあったけどね^^
これじゃー、わかってもらえないか。。。(笑)
画用紙全体は、アミガサタケでまず染めました。
セピア色です。
このインクは、ササクレヒトヨタケです。
どんなタイミングで見つかるかも
それはフィールドへ行った時次第です。
出会えないかもしれません。
でもだいたい何月何日に行けば、
出ているという統計はもう出ています。
軸は溶けないので、先に取り除きます。
外側から一晩で溶けて黒くなるのが
ササクレヒトヨタケです。
アメリカでもありました。
UCLA内にありました。
誰がそれを教えてくれたか?
そー、このリスです。
こっちこっち!
ってい言うので、カメラで追ったら。。。
リスの目の前にあったよ!
いや、まじで。
尚、インクにするのなら、
別に、ヒトヨタケとかでも全然おっけいです。
こんなヒョロいヒトヨタケですが。。。
ある日、ティッシュペーパーを突き破って
伸びていました。
実は、どんぐりキノコ栽培に失敗した時の結果で生まれたのが
この『インクキノコプロジェクト』だったのです。
開けるとこんな風。
え?え?
たった一本でこんなに@0@!
カウンターのところが真っ黒になってたよ。
もう一本は不発に終わってたけどね^^
こーゆーのがヒトヨタケなんだけれど、
こんなので十分です。
軸は捨てて、傘だけ持って帰ってくればいいよ。
水に浸けて、濾して、自然乾燥でも冷蔵庫でも
とにかく水分を飛ばして、凝縮すればインクの完成〜
そんな訳でインクキノコ!
どんぐりキノコの栽培をやってなかったら、
気がつかなかったかもしれないな。
今回、つくばのキノコ展での作品の
文字とイラストのラインは
全部ササクレヒトヨタケのインクで描きました。
これはペン先で詰まらないように、ササクレヒトヨタケのインクを
クッキングペーパーで濾して凝縮したものです。
最初は丁寧いにペン先にシリンジで数滴入れて書いていましたが。。。
案の定、それめんどくさくなり、
ドボン!と浸けて書くことになりました。。。えへへ。
この内容を一生懸命書きました。
お盆休み5連休中はずーっとコレ。
これを書きたくて、
カリグラフィーを習いに行きました。
正直、3月から5月のワンクールで終わらせるのは
ちょっと厳しかったですが。。。
でも間に合いました!
そしてイラストも頑張りました!
これらの写真が合体して?
こうなりました。
このトリュフの断面図が?
こうなりました。
このポルチーニが?
ここに描かれました。
一応、モデルはいるんですよ。
空想ってことでもない。
れおんくんは思ったことをちゃんと言います。
虫が出てくるから、食べる時はちゃんとチェックしてね!
とか。。。
あー、このインク早く溜まらねーかなー。
早く、絵が描きたいんだけど!
あ、でも一晩で溶けちゃうんだったわ!
そうそう、このポルチーニも描きましたよ。
ここで!
コレを?
いや、ほんま、これ書けるわー!
使えるわー!
とか。。。
ママー、なんか出てきた、
これ何?
当時はトリュフそのものを知りませんでしたから。
コレ、そんなに美味しくないんだけど。。。
そんな高級扱い、世界中の人たち、、、変じゃないの?
ポルチーニは傘の裏が白いのはもらいますよ!
黄色いのは虫さんにあげるから!
いや、ほんとは、虫から奪ってるんだけどね。
あげる。。。
いらない。。。
黄色いし。。。
とにかく、ツチグリを見つけたら、
まず、コレをやってしまう。
トリュフは豚とか犬が見つけるんじゃないよ。
ウサギだって、出来るんだから!
ここらへんだとみた!
このへんか?
あ、なんかあった!
赤、白 : すげーじゃん!れおんくん!
れ : まーね。
とにかく、5枚の胞子画は
れおんくんとの思い出を全部凝縮して描きました。
で、英語の成績は、『(限りなく1に近い)2』だったので、
英訳は、アメリカ在住のこの方に頼みました。
どこか白いのに似てるんですよ。実は。。。
助かりました。。。
そうそう、ぼくは、大村先生の
地衣類GO!
にも参加してたんだけどね。
コレだな。
その作品も飾っていただいています。
この辺はまた後日〜
先日のネットで配信された新聞です。
キノコの胞子でインクを作り絵を描いた作品も目を引く。
と記されています。
それ、ぼくの絵だと思う!
キノコ展は今度の三連休までやっていますよ〜
ぜひ、胞子画を探しにきてね!
おしまい。
ぼくの胞子画をぜひ見に来てね!ポチッとな♪
9月29日〜10月8日 筑波実験植物園へ行こう!
コメント
コメント一覧 (4)
リスちゃん、ほーんといい仕事してくれますね!
れおんくんの病院近くにもリスちゃんいたし
れおんくんは知らぬ間にリス界と友達になってたのかな~
最近マッシュルームとエリンギを買うと
傘の裏側が気になって仕方ありません
マッシュルームの傘下はよくみえないけど、古くなってくると黒く柔らかくて
溶けてインクになるんじゃなかろうか、と思ってしまう(笑)
作品が並びましたね〜!
れおんくんもこんなに沢山描いて貰えて
喜んでいるのでは^^
ササクレの溶ける前は
白くて可愛い形ですね、
最近、可愛い形研究中です^0^
甘酸っぱいのかなー?
粉の状態で体内に入れば、肺をやられそうだよぉ〜
リス、ご案内ですよ。
病院の近くのリス園は、扉が二重になっていて、
リスが逃げられない仕組みになっていました。
あの病院はワンちゃんもよくくるよ!
鍼灸をやってくれるので人気の病院です。
マッシュルームだって、インクに出来るはず。
コレからはいろんなキノコのインクをやってみようと思ってるよ〜
もう、こんなチャンスは千載一遇な気がして、
かけるだけ描きました。
供養の一つになればいいと思いました。
キノコはやっぱりメルヘンですね。
色々作品にしてみてくださいね〜