その昔、
どんぐりを割るのはぼくの仕事でした。
の元、黒いうさぎのれおんですぅ。。。
ママと一緒に今年のどんぐりコーヒーを。。。
奥にあるのはコーヒーとキャラメル味の
バームクーヘン。
上野の『二木の菓子』で買いました〜
どんぐりコーヒーの最初は
どんぐりを割ること。
まずはどんぐりをセットして。。。
よいしょっと。
割れた、割れた。
これからは、オマイの仕事な。
まずはぐり拾いをしてくるよ。
拾ってきた、どんぐりは水に浸けます。
浮いてきたどんぐりは申し訳ないのですが、
全部捨てちゃいます。
そしてよく洗います。
これは基本中の基本の作業です。
浮くどんぐりはカビだとか。。。
腐敗してるだとか。。。
これらを使うことはノーだね。
これを見分けるのが沈むか浮くか。
日テレの取材の時はこれを
『いいどんぐりと悪いどんぐりに分ける』
と表現してくれた。
沈んだどんぐりはプリプリ。
これは使えます。
いいどんぐりと悪いどんぐりの差は歴然ですね。
ここで大体の選別が可能です。
あとはひとつひとつ割っての確認をします。
9月、10月初旬なら、マテバシイの場合、
ほどんどが沈むどんぐりです。
11月を越えると、浮くどんぐりが増えていきます。
探す時のコツは落ち葉の下や土に半分隠れたりしている
天然の冷蔵庫の環境のものを探すことです。
いいどんぐりを洗って干してます。
ちなみにこの日は、コナラとかシラカシとか。。。
色々拾ってきて干していました。
マテバシイはコーヒーにして飲みます。
そのほかのどんぐりはコーヒーと同じ過程を辿りますが、
飲みません。美味しくないから。
即きのこ栽培に使います。
どんぐり割り機、今はこれを使っています。
縦方向だけれど、
原理は同じ。
そう、今回から、元れおんくんから任されることになりました、
『黒いの』です。
ふー。
れおんくんは10年これをやってきたんだな。
ぼくも、これからは頑張ろう!
よいしょ。よいしょ。
400グラムちょい。
いつものこれで。
粉砕しよう。
一度ザルでふるいます。
細かい方が良いので〜
こんな風にします〜
これでよし!
これを焙煎します。
最後は煙が出てる^^
ほぼ空焚きだから、
フライパンをダメにしてしまいます。
このフライパンはどんぐりコーヒー用にしているんです。
さー、そろそろぼくの出番ね。
さて、焙煎したコーヒーはその後、
ミルで挽きます。
出来ました。
どんぐりコーヒー、たくさん出来ましたよ。
昔、販売していた時のパッケージ。
裏にはこんな参考レシピ付きで。
どんぐりコーヒーでどんぐりスイーツ!
こんなことも出来ちゃうよ^^
今でもこれは案外、人気かもしれないな。
ちょっと近所の人にも配ってみたけれど、
かなり評判がよかったよ^^
今回欲しいのは、実は
この美味しいどんぐりコーヒーの
出がらしなんです。
自分はこっちの在庫の2013年度を飲んでます。。。
出がらし作りに飲んどる訳ですよ。
味はそんなに変わらないね。
どんぐりコーヒーはもう10年ぐらい作ってるけれど、
昔は飲んでそれでおしまいだった。
今や、その出がらしとて、
新しい資源に生まれ変わらせることが
今後の目標!
それがこれ。
一粒で二度美味しい!
どんぐりきのこ。
どんぐりきのこには3パターンある。
1、どんぐりをそのまま割ってきのこを栽培する
2、どんぐりのスターチを抜いたおからできのこを栽培する
3、どんぐりコーヒーの出がらしできのこ栽培をする
そこで思った。
マテバシイはコーヒーにしてから出がらしでやろう!
それ以外の味がまずいどんぐりは焙煎してやろう!
『ブ』『ピ』『ギ』主にこれでやっています。
え?きのこの胞子って、傘の裏側じゃないの?
きのこって胞子(だけ)で増えるんじゃないの?
そう習いましたよね!?
ところが実際そんな話は嘘なんだわ。
ということがわかってきました。
あのね、きのこってね、どこをとってもきのこなんだ。
きのこのカタチはたまたまあんなカタチになってるけど、
基本、菌の塊だからね。
傘だって、軸だって、根元だって、ヒダだって、鍔だって、
どこでもいいのいいの。
どの部分も同じDNA。
市販のきのこを使っての栽培は
実際捨てる部分、
石づきをメインで使っています。
つまり、公園のゴミになるどんぐりと
料理のゴミになる、きのこの石づきで
新たな資源が生み出される。
ママの研究のコスパは素晴らしい!
実質0円(タダだよね)
しかも美味しいどんぐりコーヒーだって
楽しめる。
やっぱこれは一粒で二度美味しい。
未来に繋ごう、新たな資源を。どんぐりで。
おしまい。
お願い
どんぐりきのこの研究は
ぼくのママが第一人者です。
日本農業新聞2011年度にも発案者で掲載させていただいております。
技術、データまたは呼び名については
無断転機や盗用を禁じます。
うわー、これは成功させないとね!ポチッとな♪
コメント
コメント一覧 (6)
とてもリアルですね^^
うさぎの『ス〜リスリ〜』
れおんくんだからきのこもやっちゃう^^
私も一粒で二度美味しい大好きです。
牛丼作った後の汁でハヤシライス、
そのあとの汁でなんちゃってデミグラスにしてます...。
って、ママさんのスケールの大きい話と違い
普段の食卓の話ですみません^^;
どんぐり&きのこ、凄い素材ですね!
この貴重なコーヒーが我が家のキッチンの引き出しに
入ってると思うと、ニヤニヤしてしまう・・・
近所の行きつけの焼鳥屋さん
串焼きで、しいたけ!と頼むと、どっち?と聞かれ
両方!って頼むと、石づきだけの串焼きと、傘部分の串焼き、2本出てきます
どちらも大好物です
で、どこを食べてもやっぱりしいたけなんだ!
香りがすごく香ばしくて、これがどんぐり?って思ったのを覚えてます(^ ^)
どんぐりコーヒーまた飲みたい!
もう販売はされないのですか?
割り機の前はカナヅチでした。
その時も運んでくる手伝いをさせてました。
あー、牛丼は余らせたことがないな〜
なるほどね〜
それはイケるはず!
私、大阪人なのでもったいないことができないんですよ。
上手に始末するって、大阪の生粋の文化なんですよね。
軸ファンの客層が定着してるってことですね。
そう、ついでに言えば、いつもやってる菌床は
全部同じDNAだから、100本できても、それで一つ!
どんぐりコーヒー、今年は美味しくないどんぐりコーヒーをたくさん作りました!
その節はありがとうございました。
そのうち、というか、その時がきたら、
また開始するかもしれません^^
どうでしょう。。。ご子息と作ってみるというのは^^