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オマイらさー、知ってた?

ぼくのあのトリュフがついにデータベースに登録されたんだよ!








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全員 : まじかよ!

     これはうさぎ的にはすごいことじゃん!

     かつてそんな菌類で活躍したウサギなんていないだろー?






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普段、ちっとも働かないくせにね。。。

れおんくんったら。。。

結構やるのね^^









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何言ってんだい!

うさぎだって、やるときはやりますよ!









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ほら、あったし!

うさぎは掘るのが仕事だって、

みんな知らないの?









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フッフー。

ぼくはトリュフは2013年からやってます。











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こんな大豊作な年もありました。

これはちょうど4年前の11月です。








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同じ場所から、今年は9月25日にこれだけ見つかりました。

ただ、これはほんの一部だと思います。

来週行ってもあると思う。












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何かの研究に使ってもらう?

ということで、当時、大学のきのこ関係の学部に尋ねたりもした。








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中には、上から目線で、

『そのトリフ、ゲノム単位で調べたんですか?』

調べたものでないと扱いません。

と冷たくされたりもした。






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ゲノムって?

ウサギレベルにゲノムは無理だ。

そんな中、ぼくのどんぐりの研究が面白い!

って先生に出会った。









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しかも、この白いのと赤いのの

使い方がとても良い!と

そこも評価してくれた。

え!?隊長であるぼくを差し置いて?









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思い起こせば、2013年、

足元にあった正体不明の物体。

たまたまこんなものを見つけてしまう。

なんだこれ?


それがのちのトリュフの始まりの終わり。







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3箇所あって、全部掘りました。

これがトリュフとの出会いです。

尚、この瞬間はまだこの物体が

トリュフということは知らなかったのです。



あとで色々調べて、へー!そうかもしれない!

食べたけど、ふーん。

別に美味しくないじゃん。なぐらい。








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翌年からは、その時期に行けば、

こんな風にあちこちで探すことが出来ました。









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これなんかも、わかりにくいけれど、

ちゃんと地下にあるのです。







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これは掘ったら、記録的なサイズでした。

今では、全然見えてなくても

足で踏んで、あ、ここにある!

ってセンサーが働きます。

で、掘ったら、本当に出てくるから、アラ不思議。








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ホントトリュフだけは、掘ってみないと、

大きいんだか、小さいんだか、虫食いなのかが判別出来ません。







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この時はでっかいのが2個同時に見つかった。







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これ、今年は調べてもらおうよ!

早速、連絡しなくちゃね!というのが2015年。








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だよ!いっぱいあるしね!






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実は、その前の年の2014年はどこかの機関に

栽培の研究に使ってもらおうと、

提供することばかり考えていた。

方々訪ね廻ってるうちに腐りかけてきちゃった。

そんな中、トリュフ調べてあげるよ!と声をかけてもらった。

来年またいいトリュフを見つけたら、

また報告しますね!というやり取りがあったのです。

なので2015年はそれ目標で頑張りました。








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そんな時、思いの外、いいサイズで状態のよいものを発掘!

1年越しの報告です。

調べてくれることになりました。

送ってきてね^^ということになりました。

そう、正式な国の機関で

『DNA』を調べてもらえることになったのです。


あの、ゲノムがなんとかの話が実現したのです。







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国立科学博物館って上野にあるのは知ってたけれど?








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調べてもらうのはつくばです。






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国立科学博物館 筑波実験植物園






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の中の、植物研究部というところで調べていただきました。





ところが話はそれで終わりませんでした。









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れ : おい!オマイら、聞け!

黒 : え?まぢで?


なんと標本にしてあげます!と連絡が来たのです@0@!









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ここが標本室のある建物だそうです。

今、あのトリュフはここのどこかにあるんです。

普段、ここまでは一般の人は入ることは出来ないのですが、

4月のオープンラボの時に撮影してきました!









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『標本になったということは、

このトリュフもいずれは何かのカタチで

一般公開されるのでしょうか?』

って聞いたら、

『今後そうなるよ!』と








れおん 顕微鏡
ぼくのトリュフ、ついに一般公開されたよ!

この前試しにやってみた。



ただし、画像はなかったけどね。






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『国立科学博物館 データベース』で検索してみました。

矢印をクリックしました。







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国立科学博物館のこのページに飛びます。

で、赤丸の『標本、資料、統合データベース』のところをクリック!








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こんなページを開いたら、

一覧があるので、

今度は『菌類』をクリック。








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で、ここからは、番号が必要。

番号だけは予め知っていたので、

試しに入れてみた。

尚、登録されている番号は2つあります。









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で、まず、分布図が@0@!

これは世界規模での印。






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今度は日本地図をクリックしたら、こっちもちゃんと印がついてる。








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矢印のところが呼び出し番号。


サムネイルというのをクリックしてみた!







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すげー!@0@!

発掘現場もアバウトながら、記載あり。

年月日も間違いなく、記載あり。

そして、名前も漢字と、ローマ字と2通り!








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もう一つの番号で呼び出したら、

こちらも同じく!



先生ありがとう!

記念になりました!









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ところで、トリュフですが、

本当に正直美味しくない。

で、去年これは中々、イケるってのをやったので、

ちょっとご紹介します。

まずは、皮を削ります。






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そして、中身だけスライスします。







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色んな色があるのは、

完熟、未完熟と段階でそうなってるそうです。

全部同じトリュフです。









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どうも黒いのが完熟っぽい。








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色の薄いのほど、未完熟。








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これ、未完熟だらけだな。。。

とにかく、蜂蜜漬けにしちゃいます。








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このまま1日。







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はい!出来上がり。

トリュフ蜂蜜。







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これ絶対に美味しい。






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りんごのソテーにトッピング。






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カスタードプリンの上にトッピング。







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そんな訳で去年度はいっぱい作った。

また今年も作ろう。

てな訳でどんどん消費することにした。









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先日は、トーストしたパンにバターとトリュフ蜂蜜を。。。

トリュフ蜂蜜1年ものです。







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生粋のきのこスイーツの大発見!











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トリュフの本も去年買ってみたよ!






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どんぐり以外の木にも注目することにしたその時!
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見落とすほどの小さい塊。








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洗ってみたら、こんな風。







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え!これ白いトリュフ?

調べてもらいました。

図鑑には載ってないタイプらしいよ。







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れおんくん!新種発見ってことになったらまたこれはすごいことだね!
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このトリュフ、今どうなってるんだろ〜。

近いうちに聞いてみよーっと。








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さて、今回のトリュフ。







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ペーパーに包んで。。。







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箱に入れて。。。

このトリュフたちは、ちょっと協力するために宅急便で送ります。









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あまり状態のよくないトリュフは送りませんでした。

なので歯ブラシでゴシゴシ洗いました。







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黒いダイヤモンド!







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ピカピカ輝いております。








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乾きました。









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ひとつ、ひとつが五角形だとか六角形だとか。。。








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これにも何か意味があるのだろう。







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スライスしてみたら、ちょっと白っぽい。

やっぱりまだ小さいから、未熟なトリュフだったんだね。







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スライスしてみたよ。








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マーブル模様、確認できますか?






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そして、外側から、色が濃くなってきてるね。

まだ小学生ぐらいなトリュフだね。









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というわけで、トリュフ2017年度がスタートです。


おしまい。





れおん!目指せ!ぴょん天堂大学の菌類の客員教授!ポチッとな♪



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クリックしてみよう!
9/30〜10/ 9きのこで描いた、れおんくんの画を筑波実験植物園の
『きのこ展』にて出展させていただきます。是非、見つけみてね^^