ママは去年の12月に上野の国立科学博物館の自然史セミナーの

抽選に当たって、『地衣類』のことをちょっとお勉強してきたよ。

今までは地衣類のことはちっとも知らなかった。

それがよかったらしい！

新しい発見がいっぱいで、とっても新鮮だ！









もうすぐ、春だ、アミガサタケだ。


冬場は公園に行ってもきのこは少ない。

しかも食べられるきのことなると。。。


地衣類はそんなきのこのオフシーズンを楽しませてくれた。











れ　：　え？おまいが担当するの？今日は？

ひ　：　そうさ！オイラがするんだよ！

　　　　ママに頼まれたんだもん。










あ、ぼく、どんぐりきのこ、ゆるキャラのひまらやんです〜

今日はママの超失敗した話をいたします〜










だって、オイラも菌類の仲間だ！

地衣類も菌類だもんね！











ろうけつ染め用のポット出してきました。


さて、画像から推測出来るでしょーかー？

なんか暗くないですか？

そー、夜にやったのです。

しっかも寒い部屋。。。


コレが失敗のもと！










今回、ぐり染めの技術を活用して、

地衣類で染めてみました。

地衣類でろうけつ染めはきっと未だかつて誰もいない？

ママちゃんは、地衣類染めのフロンティアだよ！






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最初は地衣類をテキスト通りにやってみた。

白いロウソクを黄色に染めてみた。

黄色の地衣類でね。










100円ショップのレジ横の仏様用のソウソクを溶かす。








採ってきたコウロコダイダイゴケをイン！









ジュワーっと色が出てきます。








あとは漉すだけ。








流すだけ。








これを放置。








もう固まった。








出来ました。









これは応用編。





薔薇ロウソク。







キレイだね。







尚、地衣類で染めるロウソクの作り方は

街なかの地衣類ハンドブック　巻末64ページを参考にね！












今度はその地衣類の染料を作って

ろうけつ染めとフュージョンしたよ〜










使ったのは、このマツゲゴケ〜








ヒメレンゲゴケ〜







マツゲゴケを水に浸していた。








フードプロセッサーで粉砕だ。









瓶に移す。









なんとなく、アンモニア水。









んで、オキシドール。

ドラッグストアで二つ足しても1コイン程度。







オキシドール入れると劇的に変化！








奥の量の少ない方がヒメレンゲゴケ。

膨らむ。膨らむ。







数時間も経つとこの通り。

なんか色が濃くなってる。








翌朝です。









なんかこんなことやってるけど、

意味はない。










デザインはこんなんにしてみるか。

れおんがぐり拾いに行って、

地衣類の絨毯で休んでるカンジ。









チャコペンシルでテキトウに描く。









こんなの持ってきた。








骨組み。









地衣類の染料は今回2種類。












ろうけつ染めって、ロウを温めて、

本来はすーっと筆をのせたところは

濡れたような色にならないといけない。


ところが、寒い部屋ではワックスが即固まって、

うまい具合に布に滲みない。。。

ならねぇ〜！

裏技として、裏側から筆をのせたり色々やってはみたけれど、

何か嫌な予感がした。

ろうけつ染めってのは一発勝負なんだよねぇ。。。

失敗が効きません。

だからろうけつ染めは暖かい部屋でやったほうがいいのです。









筆で固まるから汚いなーーーーー。



そうそう、B面にはいつものトリュフ広場で見かける

地衣類のモチーフをやってみました。








コフキメダルチイ

これがいつもの公園ではいっぱい見られます。








コウロコダイダイゴケ

近所で一番多いやつね〜










モジゴケ〜

『チイルイ』ってやってみたよ。









ヒメジョウゴゴケ




なんで、こうなった？

マツゲゴケのデザイン下書きで完全に谷と山を間違えたな。。。









あとは、木の幹のカンジをね。。。






こんなドーナッツ型もステキでしょ？







なんとなーくあるよ。



こんなの、今まで見過ごしてきなーと。








これなんかもルーペで見ると、くっきり文字みたいなのが！









今まで木の模様だと思ってたものが

実は地衣類だったという発見をやってみました。









染色一回目〜

最初は全部塗りました。








一晩乾かす。









で、ミョウバンを溶かしたものを一度塗って媒染。








乾かす！

そしたら、また濃くしたいところだけ二度目の染色をして

乾かして、ミョウバンで媒染。

んで、また乾かす。










新聞紙に挟んでアイロンで

ワックスを出来る限り吸い取ってもらう。

何回も新しい新聞紙替えて、ワックスがもうないね！ってぐらい。










最後は、ソーピング剤を熱湯に溶かして、

ワックスを落とします。








ジャン！

何回も熱湯を取り替えて、ワックスをよく洗い落とす。

最後は水で濯ぐ。






干してから気がついた。

え？
え？
え？







破れてないか？








ふえぇ〜








結局、破れたところを切り取って、

こんな巾着を縫いました。









なんだかなー。











なんとなーく作ったんだけどさ、

ハンドブックのサイズぴったりに仕上がった。







ね、ルーペと一緒に入れて

持ち歩けるよう仕様に。








なのでこれからは出かける前コレをピッと持っていくよ。

あっちこっち探さなくていいね。









ピカチイ！

これは『素敵な地衣類みつけましたね！』という

合い言葉です。


なのでぴかちい染めと勝手に呼んでおります。

でも案外失敗ってやるもんだと思う。

なぜならね、







 悔しくて、破れたことに気がついたその日、

リベンジした。







2枚した。








強風の中で干してます。








ぐり染めと並べてみました。








今度は完ぺき！

暖簾が出来ちゃったし！








先日のロウソクゴケもちょっとやってみましたよ。








まずはフードプロセッサーで粉砕。








アンモニア水、入れる。

あんま変化なし。








オキシドール入れると、

劇的に変化！








膨れる。膨れる。









翌日です。

さー、これがどんなカラーになるのか？


黄色になればいいな。







この表紙のデザインがカッコいいとずーっと思っていた。

まさか、これを地衣類そのもので出来るとは＠0＠！







 
やってるやん＾＾






ほー、色々いい。






なお、ロウソクゴケの染料だけだとこんな風。

そこに、この前のあまりものの

焦げ茶色になったヒメレンゲゴケ、

蒸発して濃くなったマツゲゴケが参加すると〜＾＾








チイルイはお約束だ。








今一回目が終わりました。

これを乾かして、ミョウバンで媒染一回目をやりますよ〜








裏側からでも美しい！

今ここら辺でストップ。

染料が足りない。

追加分を作るためにまた出かけよう！








さ、今から探しに行こう！

地衣類GO!








れ　：　オマイ、よかったな、失敗して！

ひ　：　ママちゃんの昔のあだ名知ってる？れおんくん？

れ　：　え？ぱっぱらちゃんって呼ばれてたのはぼく知ってる。

ひ　：　七転び八起きちゃんだぜ！

れ　：　ふえー！


おしまい。



さー、自転車でぶっ飛ばすぞー！ぽちっとな♪