ママ!いよいよきたね。
トリュフふぇすたぼーが!
(これは2015年度の国産トリュフ)
あ、トリュフ開幕ったって、
割ると白いから、未熟なトリュフってことなんだけどね。
なので先日は試し堀りということで出かけました。
本格的なシーズンは11月です。
そうなると比較的見つけやすい。
まだこんな状態ですから、
たぶん、誰も気がつかない。
まだ成熟してない、未熟なトリュフが地面の下で
その時を待っています。
これが大人のトリュフ。
真っ黒です。
黒いダイヤモンドって言われる所以だね。
これは去年のシーズン中のやつね。
これがマーブル模様、トリュフの柄です。
トリュフとは地下生菌のひとつで、
元々は地上にあったきのこが
地下で圧縮されて、進化したものです。
この柄は先祖のカタチが圧縮された名残みたいだよ。
先週、ひとつだけ顔をだしているのがあった。
うわ!あった!と思って掘り出してみたら、
中身空っぽ。
中にダンゴムシがうようよ入ってた。
その下からカケラがいっぱい出てきたよ。
たぶん、これ相当大きなトリュフだったと思われます。
100gクラスでした。中身が詰まってれば。。。
かけた部分の色はベージュ。
こんな色のトリュフはまだ未熟なトリュフらしいよ^^
例の偉い先生が言ってた!
先生見てる?
もうトリュフあったよ!
去年、また違う先生に、
来年のためにも残しておいてね^^と言われたことをうけて
今年は控えめ、控えめで行こうかと思っています。
水飲み場の水道で早速洗ってみたよ!
ちょっと赤茶色だね。
お家へ持って帰って、
ちょっと乾かしてみた。
ぼくたちの採る、トリュフの表面はいつもこのタイプ。
DNA鑑定もしてもらったし、間違いないよ!
本物のトリュフだよ。
コレだ!
なんと!これ、現在は小さな箱に入れられて、
国立の施設の標本にも登録されいます!
ぼく(のママ)の名前入りで!
さー、れおんくん!
今年もこれが大活躍する季節だね!
プロ仕様のトリュフ専用スライサーです!
ネジで薄さ、厚さを調整出来ます。
シーズン中のトリュフはこんなキレイな大理石柄。
これぞ、トリュフだ!って柄。
がしかし、これ、まだ未熟なので
全体が白いです。
見えなくもないけど、
薄いのです。
なんとなーく、トリュフ。
シャッ、シャッ、シャッ!
出てくる出てくる。
でも香りはまー、そんなには変わらないけどね。
では、2016年度、初トリュフ、実食です。
調味料はどんぐり味噌(ぐり麹)だけで作った、
牛丼でーす。
これ、味噌って言えるかどうか…
イメージはトロっとしたミックスジュースのような?
でもこれどんぐりで作った味噌なんですよぉ。。。
今回これを使いました〜
牛丼のトリュフのせ〜!
牛丼とトリュフは合うね^^
どんぐり味噌は、お砂糖、酒、醤油、みりんを全部足した
味です。万能調味料です。
しかもたぶん、黄金比率がいいんだと思います。
どんな料理にもスプーン一杯で味が決まります!
さて、今回何がすごいって、
ポルチーニを探しに行って、
トリュフを見つけたこと。
行った時間が夕方だったので、
5時まわって、ポルチーニを探したから。。。
これしかわからんかった〜@0@!
きっとこれが今年最後のポルチーニだ。
食べずに研究材料に使おうかと。
まー、あと卵ばっかりまた追いかけてたからね。。。
カニノツメ。
雨のあとだったから、
いっぱい出てた。
卵とカニノツメ。
臭いよ。
あと、別の場所でもひとつ。
ひとつしかなかったので、
割ってみた。
あー、ツマミタケだね。
もう、割ったら、何かすぐ分る。
これがツマミタケの幼菌。
垂直な断面図。
で、水平な断面図。
これがまもなく発生。
ツマミタケはぼくらの必須アイテムだよ!
白 : おい!赤いの!
白 : おい!赤いの、臭いって!
頭!頭!当たってるんだって!
気をつけてよ!
赤 : おー、ごめんよ!白いの!
ツマミタケ、カッコいいよね!
枯れてくると、手みたいになります。
他にはこんな使い方も。。。
カタツムリ右、カタツムリ左の
お墓に使った。
昔、カタツムリを飼っていたことがある。
ウナギにあげたけど、
いったん口に入れたけど、リバースしやがった!
これ、ジャイアン。
ジャイアンとうなおです。
ウナギっておばQみたいだね。
これ、うなお。
白 : おーい!つまみたけー!
つ : なんだい!白いの!
久しぶりだな!待ってたぜ!
白 : オマイ、臭いよな。相変わらず。
つ : ごめんよ。オイラ、ダンゴムシに来て欲しいんだよ。
鼻つまんであげるよ!
ツマミタケの新しい使い方のご提案です。
まー、歩くと他にも色々出てるんですけどね。。。
ツチグリです。
歩くきのこです。
ツチグリは水に入れると、
まず開きます。
開きました〜
開いたら、今度は反ります。
ツチグリ立ちました!
この瞬間、移動しています。
上から見たツチグリ。
で、乾くと、また閉じます。
この瞬間も移動しています。
その証拠に、
離して置いたはずのツチグリ同士が
タイミング悪く噛み合ってしまってます。
でもその勢いでプスっと袋を押して
胞子を出してたので、それはそれで意味のある生態。
結構背が高くなります。
土から脱出してコレよ!
自然界じゃ、風でコロコロと転がって、
別の場所でコレ!
また閉じる瞬間、
自分のほっぺたを突く場合もあり。。。
またこれで胞子が飛んで行く!
なんて賢い、
歩くきのこ。
つつくきのこ。
でこの状態でコロコロしているところを
ぼくのママに見つかってしまうのです。。。
ツチグリの胞子は画材になります。
秘密の溶剤を使い、
インクの完成。
絵が描けます!
一方、こちらはツチグリの中でも
エリマキツチグリといって、
台座があります。
雨のあとがキレイだね。
この日はホコリタケの仲間がわりと見つけやすかった。
おそらく、食べられないので、こーゆーのは撮影だけ。
そうだ!
早速粘菌を見つけたんだよ!
アメーバーみたいな粘菌。
これが最後は違うカタチになるなんて〜!
育ててみようかな?
あれ?
今度は白いのがここに!
え〜 これも粘菌なの?
卵みたいだね。
こそいで、集めたら潰れてコレですよ。
粘菌間違いなし!
という訳で、日曜日のリポートはここまで〜
トリュフはもう少し待ってもいいね。
ママ、11月まで待てるだろうか。。。
そこがぼく、心配。
おしまい。
きのこ面白い〜って思った人はぽちっとな♪
コメント
コメント一覧 (8)
トリュフがのった牛丼って・・・そんな贅沢な・・・
でもこれ、フランスとかで流行りそうじゃないですか?
日本ブームだし!
トリュフを初めて食べようと思った人は、スゴイと思います
あの物体を食べようとは・・・なかなか!
おいしそう~~~
うらやまし、、うらめしい、、、👻
日本国内で!
こちとらブルボンの奴しか喰った事ありません★
ほんっと、ここはアカデミックなブログだわ。(^^)
粘菌って、不思議な生き物だよね。
南方熊楠が夢中になったのもわかる気がする。
スライサーね、アレ、いただくまで、
料理のピーラー使ってて。。。
いつ手を切るか、ロシアンルーレット的な
気持ちでやってました。
トリュフね、そんな美味しい!ってもんではないけど、
毒はなさそうよ!ってところから入ってるに違いない!
香りに価値観見いだした感じかも。
ハチミツ漬けのトリュフ最高っす!
今度、銀座に持って行きましょうか?
木場の電車の前でもいいですよ^^
セルボくん!すごいね。youtube見たよ!
声素敵やったわ〜
北海道にもあると思うよ〜
どんぐり探してみてね。
そー、名前が残りました!
実際それ、見学に行って、入らせてもらったよ!
そのリポートをネットであげるには、色々許可が必要で、
まだ載せていないんだけど、
冷蔵庫には液体に漬けられたトリュフ。
箱には乾燥したトリュフ。
それらを実際見せていただきました。
遺伝子情報は60桁(TとかCとか)のものを
世界のトリュフの遺伝子情報と照らし合わせて
一番近いやつを抽出します。(パソコンを2台使います)
この場合、99%同じやつが見つかりました。(台湾のものでした)
その見つけ出す方法を目の前で見せていただきました。
研究者さんたちは例えば、
住所も名前も分らない迷子の子どものたった少しの特徴(情報)だけから
最後は親に届ける(身元を判明)ということもお仕事のひとつだということが
今回よくわかりました。
私は逆に、そんな知識も技術もないけれど、探すのは得意だから
いつかはフィールドの隊長になれるように、日々精進することに決めたのです!