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寒くなったら〜

キノコのスイッチが入るんだ〜

今日はぼくの研究所の別館の葛研究所の

2014年度のハイライトをお届けするよ!









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ひまらやん!

オマイ、どんぐり以外でも活躍してんな!


どんぐりを差し置いて、

葛と結構、仲良しだったとは。。。

オマイも隅には置けないなっ!










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ひまらやんが大漁(大量)発生した!

これはキノコの栽培研究をスタートして

初めての出来事だった!


また、このプロジェクトに関しては

初の試み、

菌床をカップ⇒バケツ単位でやってみた。











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初めての大規模栽培でもあったので

可食部だけで240gも一度に収穫出来た。

市販の2パック分に相当するよ。











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直ちに、もぎたてキノコ鍋をした。


採りたてのキノコは食感もいいよ。







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きのこご飯もした。

ピンクなのは、ぐりこうじ(どんぐり味噌)使ったからね。









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豚肩ロースのソテー

キノコソースどんぐり味噌仕立て

国産トリュフペーストを添えて的な!


一日でこんなにも使ったのに。。。

まだ余る!嬉しい悲鳴!











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思えば長い道のりでした。

このキノコ栽培は

2回も
失敗した。


葛がTABAくんより送られてきたのが、

3月の下旬。


まず、6月の下旬にスタートしたけれど、

全然ちっとも反応ないの。。。で一旦中止。


そして一ヶ月後の7月の下旬にやり直すことにした。

そして、その5ヶ月後。。。

この12月に劇的に@0@!







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TABAくんが、ユンボで掘った葛の根っこです!

ちょびっと送ってくれるものだと思ったけれど。。。

箱を開けてびっくり!

7㌔以上ありました。








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まずは下処理をスタート。

これは早朝、細い根っこをハサミで切ってるところ。

このあと台所へ運んで洗います。

そして再び干します。








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これを台所へ運ぶだけでも大変だった〜










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汚れを落とす作業。

シンクに目一杯ある。

たわしでゴシゴシだ。











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これが葛の根っこですよ!









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ちょっと1本だけやってみた。

あかん。

金槌で叩く音がうるさいわ。







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あー、これぐらい採れるのね。。。

的な確認しといた。










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騒音で近所迷惑かけてはいけないので

自転車でここまで運んできた。











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ここでやることにしたのです。

てか、ここ以外は考えられなかった。。。

満潮でなくてよかった。。。

満潮の時はここ、水没している。

通称、うな場と言われているところ。









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金槌で叩いて、

叩いて。。。

潰して。。。








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まるでやってることは縄文人だなーと思った。。。ぷぷ。

いや、時代は遡ること、石器時代かも。









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いーや、むしろ石器時代の人もやってたんじゃないの?










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この時点で死にかけてた。。。

何時間やっただろうか。。。


実はここからがもっと大変な作業。

そしてまた場所移動です。









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水に晒して、

澱粉を揉み洗いだす。








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ココア色。







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飲んだら、マズいよ!







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出来る限り、ここでやって行くことにした。

今更、持って帰れない。









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アク(ポリフェノール)で

あっという間に真っ黒。

沈殿待ち〜



とにかく、日が暮れるまでに

2往復して持って帰れる量にまでコンパクトにした。










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家に戻っても、

スターチの採り残しを深夜までお風呂場でやった。

れおんくんのママは20時間ぐらいは余裕で闘うのです!











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上澄みを何度も替えた。









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水を替えては沈殿を待つ。










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これが沈殿した葛粉。

これが白くなるまでやるのです!










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どんぐりと違って、

一筋縄ではいかんねぇ。。。










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これはもう、数回上澄みを替えたところ。










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多少透明感出てきた?









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ここらで、バケツから縦長の容器に移そう。








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これが?

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こうなる。。。







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上澄みが透明になるまで何度でもやるのです。








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最終ラウンド〜

漉した。

これ以上はムリだわ。









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そして最終的には水を全部捨てて干します。

真っ白にはならないね。。。


これが限界だ。







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340グラムだ!

容器は30gだから、その分マイナスして、

310グラムです。

7㌔にたいして310グラムということは?

4%つーことだ。。。

どんぐりが50%ということは

どんぐり偉いってことだね。











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やっとのことで、

葛粉(葛スターチ)が完成したよ。


早速食べてみよう。









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水100ccに10g

砂糖も入れる。

どんぐり餅と同じレシピ。






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糊化してきます。








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トロりと葛餅が出来た。











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あーん。

なんだかどんよりカラーだね〜









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れおんくんちの葛餅

味は葛餅。(当たり前だ)

でもね、家庭レベルではこのような色にしかなりませんね。

市販の葛餅の粉、真っ白だけど。。。

あれはどうして真っ白なんだろうね?


漂白してる?どう?








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貴重な葛餅!

でもアレだけの苦労が報われた瞬間でもあった。








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一応比較物件、これがどんぐり餅。












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そして、葛のアクを煮詰めて。。。染料にして

染めてみたけれど。。。

うーん。渋いね。






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こっちがぐり染。

どんぐりを染料にしてます。

どうも、どんぐりVS葛だと

どんぐりに軍配があがるんだな〜








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じゃ、キノコでがんばればいいんじゃね?



葛がクズと言われないためにも。。。



どんぐりよりすごいところ

見せないとね!










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そういった経緯から

この絞りきった。。。

澱粉抜いた、根っこをとりあえず干したよ。







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カラっからに干した。









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時間が出来るまで、保存していた。

コレがそう。









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あと、使わなかった細い根っこと

合算することにした。

それをひまらやんの菌床にするのです。


葛大規模プロジェクト!









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コレが一度目。

布団圧縮袋を買ってきたよ。



結果、発酵した。

失敗。

普段ならもう、ダメなやつは

肥料(廃棄処分)にしているけれど。。。


絶対にムダにしたくなかった。



葛をクズと呼ばせないためにも!










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二度目というか、リベンジです。


さらに。。。pHの準備している最中に

虫が発生してしまった。

ちょうど一番暑い、7月の下旬ですからね。。。

台所にも発生するコバエです。

なのでフライパンで全て加熱しなおした。

強火で全開、何度も何度もベランダと台所を往復して。


この作業が意外によかったのか?

(クワガタ先生には笑われたけれど!)









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冷ましております〜

なんか、そのなんでもそうなんだけど、

途中で止めるということがわりと苦手で、










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結局、やってしまう。。。

3度目の正直だ!

もう失敗は許されない!











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改めてpHを確認してみたり。。。

失敗したやつと上手くいってたロットと比べてみました。

明らか違うということがわかりました。

とにかく、慎重に慎重を重ねながら。。。

検証しながら、スタート。

(ただし、小ロットはこのあとカビでダメになりました)









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噓みたいなホンマの話。

功を奏したのか?

なんと。。。2日目にこの事実。。。









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ホンマかいな...

早すぎないか?










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いや、これが現実なんだ。

キノコは気まぐれだ。

条件さえ揃えば、どんどん繁殖していく。










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目安にピンを刺しておいた。









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だんだん、ピンのまわりを菌たちが融合し始める。








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表面はもう白い。

わずか二週間でこんな風に変化した。









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いつもの綿状。






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バケツの縁にも登って来そうな勢い。

ただ、このあとの気化熱対策を余儀なくされた。

本格的な研究室なら、

湿度と温度管理をする設備があるけれど、

所詮は普通のマンションだ。

しかも夏を迎えている。

常温でこれを温存を余儀なくされている。

蓋を締めっぱなしもダメで、

そうかと言って、開けっ放しはカビや虫が。。。








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そこで思いついたのが、新聞紙で中蓋をするワザ。

余計な水蒸気は新聞の片面だけが吸収する。

1日でビショビショになる。

キノコも呼吸をしているからなのか?

毎日、その新聞紙をヒックリ返しながら、

湿度を調節していた。







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そこから5ヶ月とりあえず、

表面に肉眼で確認出来る大きな変化は

ありませんでした。

きっと見えないレベルで着実にキノコの

菌が餌を食べて栄養を摂っていたとは

思うけれどね。







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そうは言っても、キノコバエはどこからでもやってくる。

慌てて、1匹ずつ見つけて、処分して、

不織布を今度は中蓋にしたり工夫はしていた。

さて、12月に入って、ちょっとイイ発見をした。






おや?右上に注目。







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菌が不織布を通過して、表面まで来たよ。

開けてみよう。








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開けてみました!

なんと、ひまぴーが〜〜〜









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ぼく、ひまぴー。


IMG_20120602090402s のコピー
可愛いから、ひまぴーって呼んでます^^

ひまらやんのベイベです。








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ひまぴーがボコボコ出てきたよ〜

そして、バケツの縁に枝状になって伸びている菌糸も

ハッキリと確認出来ます。











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そして、綿状の菌糸も勢いついてる。










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ひまぴー止まりの時もあるからなー。。。

とハラハラしていた。











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ひまぴーをもっと至近距離で確認しよう〜








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この時はぬか喜びしてはならん!

と自分を自粛していた。











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でもカビには勝ったので、

イケるんじゃねーかな?とにわかに期待もしてた。









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翌朝だ!

明らか変化が顕れた。







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気のせいだとは思いたくない。

頭のてっぺんに?

チョンとひまらやんの頭を彷彿とさせる片鱗が〜

いや、待て!やっぱ自粛だろ。。。

という気持ちが交差する。










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ひまぴーはどんどん増えてくる。










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ただ、ひまぴーの表面がだんだん、

全体的にツンツンしてきなーという感じは明らかだった。










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ひとつ採ってみた。

匂ってみた。

あー。。。ひまらやんの香りだった。








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たまたまマテバシイのおからがあったので

それに入れたった!

どんぐりキノコが出来るかも?











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さらにツンツンしてきた。。。

え〜〜〜って気持ちだった。







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これ、どうなるの?

朝、夕チェックしてるけれど。。。

まだ、この時はイマイチ確信が持てなかった。









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さー、夜が空けたら、どうなる?









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翌朝だ。










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色がね、真っ白からね、

ネズミ色になってきた。。。


どんより、グレー。。。

気分が落ち込んだ。。。

カビちゃったんだと思った。











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でもひまぴーとはもう違うよね。









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あ!

分化してきてる!







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100個?いや、数百個?

1000を超えてる?








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え?

ひまらやん?








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やった!

ひまらやん出てきた〜






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もうあっちこっちで

びっしりひまらやん〜








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グレーなのはカビじゃなかったね^皿^

頭の色だったんだね。








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こんなのがバケツの縁にいっぱい〜









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拡大してるから大きく見えるけど、

実際はこの状態です〜








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ブロックごとに撮影。
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大きく分けて2ブロックね。








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この場合、わかる。

笠は開かないタイプとみた。







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きっとこのまま収穫するんだと思う。







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早く出てきたひまらやんに合わせて全部株ごと

収穫することに決定!








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ゆきます!









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ゴソっ!








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まだ内側には小さいひまらやんが待機しているけれど。。。










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双子タイプもおるよ。








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ひまらやんはヒラタケの仲間です。

喰えるんですよ!








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うぉ〜

8ヶ月間の歴史がコレだな。








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クズ!・・・いや、

葛からキノコ!

バケツでキノコ!








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これは研究材料を送ってくれたTABAくんや

葛で同じ研究しているクワガタ先生にも報告だわ!









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収穫はワクワクするね。

キノコの収穫はもう慣れているよ!

あの独特のキュっとした音がいい。








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手のひらにずっしり〜








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取り急ぎ、根っこごとごそっと収穫してみたよ。

可食部だけで240gありました。










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このこの根っこ付きの部分は

またコーヒーやどんぐりで増やす種として使える。









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はいはい。早速やってるよ!






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ほらごらん!

右は2日前にやったやつ。

左は今混ぜたやつ。

これでまた出来たら、孫ひまらやん!

キノコは種が要らないよ!




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ひまらやーん!





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そして、今夜また次のひまらやんが顔を出している。






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よし!いいぞ!









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7㌔もの葛の根っこから、

新しい資源が生まれたよ!


貴重な葛粉(葛スターチ)

そして、ひまらやん!

スターチに関してはどんぐりの方が率は高いけれど、

手軽にバケツ単位で出来る葛の根っこはその点

優秀な素材であることが確認出来たね。


どんぐりをバケツ一杯にするのは

ちょっと厳しいものがある。







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オマイ、主役だな。

今日はな。


葛も偉いよね!

と言える日がやっと訪れた。

おしまい。