ママ!
今日は何どんぐり?
ぼく、どんぐりを割るのが上手なんだよ。
ほらね!
ちゃんと上手に出来るんだよ。
種明かしをします。
クヌギは、水に浸けて、
天日に干すだけで
勝手に割れます。
殻が柔らかいからね^^
殻が柔らかい故、
青い時に虫たちが卵を生みます。
蜂だろうか?
孵化させたことがないから不明です。
これはあまりにも有名。
どんぐりの虫では一番だろうね。
ゾウムシの幼虫です。
ゾウムシの幼虫が入ってないどんぐりを
探す方が難しいわ。。。
まーほかに、蛾の幼虫やら、蜘蛛なんかもね。。。
その辺は次のコーナーにて。。。
縄文時代ではどんぐりは
このように割られていたのではないか?
と言われているよ。
だいたい、どこの縄文遺跡にも
こういった展示品がある。
やっぱり食べていた以上、割ってた訳で。。。
ぼくたちのどんぐりの割り方も
進化を遂げてきたよ。
一番最初はこうやっていた。
一応、虫食いのは区別して準備してあります。
ママが割る!
ぼくが、殻を片づける。
集めた殻から、欠片を探す。
頂く。
そして、どんぐりの種類も
マテバシイに限定してきた。
マテバシイは金槌で割るのが
結構大変だったよ。
マテバシイだって、
やっぱりボクが運ぶ。
ある日、ママは
胡桃ペンチを買ってきた。
これもいいんだけれど。。。
100個が限界。
100個超えると、
手にマメが出来ちゃう。。。
ただ、ここから得た体験は
次のステップに大いに役立ったよ。
それは縦割りの原理。
これならボクも手伝える!
縦に圧力をかけることで
中身の損傷が最低限に抑えられる。
空気に触れる部分が少ないということは
酸化する割合も少ないということ。
よいしょっ!
よいしょっ!
あ。。。
間違って。。。
自分を割ってしまったりね。。。
そんな失敗もあるけれど。。。
この世界初の
どんぐりを割る道具
どんぐり割り機を使うようになってからは
その苦労が大幅に減少した。
何がすごいって。。。
選別したあとにも食糧となるはずのドングリにも
やっぱりB級品が含まれているけれど、
それを割る前に気がつくことが出来る。
気持ちよく割れる健全などんぐりは
スパッときれいに割れるんだよ。
あれだけ、遠回りしないと行けなかった、
どんぐりスターチへの道が
はるかに近道になった瞬間だった。
今なら、どんぐりこうじへの道も近くなった。
もちろんどんぐりスイーツだって。。。
どんぐりコーヒーもだ。
どんぐり料理もどんぐりキノコも
まずは割ることから始まる。
割らないと始まらない。
そんなぼくたちは
今日もどんぐりを割るよ。(7月であろうと)
おしまい
コメント
コメント一覧 (2)
ママが割って、れおんくんが後処理するんだね。
縄文時代のタコ焼き器に似てる穴あき石で
どんぐり割ってみたいっす。
よくよく考えたら。。。
石器時代ということでもあるのかなー?
沈殿作業に土器とは思って縄文と関係してると思ったのですが、
別に、蓮の葉や木の幹を掘るなど、
工夫すればなんだって可能ですよね。