052 (2)

なんや?

なんや?







058

ママ、このぺろんとしているのは

なんですか?

こんにゃくですか?


うさぎこんにゃくは食べないよ。










095

先日の

ここから歩いてすぐのところに







089 (2)

クヌギの木がありました。









017 (2)

キツツキが嘴でクヌギを突いています。


鈍い音が森中にこだまします。









082

そー言えば、この夏まで、どんぐりのことなんて、


何にも気にしなかったな。。。


稲刈りが終わって間もなくの頃、

クヌギというどんぐりに向き合うことになった。

それが2007年。








018

ママ!

なんか音してる。。。


パキっ、とか、メキっとか…









002 (4)

クヌギは洗って、干すと、

殻が自然に割れてきます。












088

どんぐりから澱粉が採れるということは

当時、ブログを通して知り合った方から

教えてはもらったけれど、

自分もそれを一度でいいから

やってみようと思った。

いつもの好奇心から。













052

これが記念すべき

どんぐりスターチへの

第一歩である。









054

まずはこんな風にしてみた。









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あっという間にこんな風になった。











097 (2)

沈殿させながら、アクを抜く作業には

1.8ℓのペットボトルを利用するのが

いいんじゃないかと思って準備して始めた。

逆さまにしてね。




れれれ?縄文土器みたいやん!

と直感で感じたのもこの時。











025 (5)

縄文土器は中身が見えないけれど、

これなら、中身が見えていいなーと

しばらくこのやり方でやっていたよ。












029 (6)

がしかし、この頃は

まだどんぐりの粉砕したものを

漉さないで、


灰汁抜きが終わったあとの

一番最後に漉していた。









026 (5)

これがどんぐりのオカラです。









どんぐりキノコ

これが後のどんぐりキノコ

ひまらやん。


どんぐりのオカラの有効活用に

キノコ栽培が可能であることに

気がついて見事に成功したのが

後々の2010年。 

どんぐりスターチを初めてから

3年後の話であります。








012 (4)

そして、どんぐりの殻をとっても素敵な

染め物のカラーとして【ぐり染】を始めたのが

今年2014年。











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これがクヌギの殻で染めたキリン柄。









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マテバシイの殻とミックスにしてみたり。。。


こんなに発展するなんて、

この時は考えてもいなかった。

この7年間でこんなにも展開出来るなんて

今に思えば、この第一回で

意外な結果が出たことに始まります。












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最後の灰汁抜きをして、


クヌギスターチを完成させたよ。











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これが第一回のどんぐりスターチ

クヌギ由来です。









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全体量の23〜25%ぐらいだったと思います。









166

嬉しくて、こんなん書いてますね^^


まず、完成して始めにしたこと。


これを比較実験して検証してみたのです。











022 (2)

どんぐりスターチ 50g

水 200cc








029 (3)

市販の葛粉として売られていたもの

同じ条件で50g 

水 200cc








026 (3)

@0@!


え”?何コレ?


クヌギスターチのお餅はこんな感じ。


酷い!

ネズミ色や!








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一方、葛粉として売られていたものは、

ご覧の通り。

(一応、吉野の本葛と書いてはありました)











033 (3)

比べてみた。


色的にはなんかがっかり!




澱粉の違いは食感の違いにも出たね。

どんぐりの方が固めるチカラが強いね。










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ママ!これはあかんわ!

改善を要求する!

どんぐり餅、

マズそうだ。













れおん 顕微鏡

それから、改良に改良を重ねて

研究がスタートしたのです。



もちろん、どんぐりの種類の選び方、

どんぐりの割り方、

アクの抜き方、

あるとあらゆる創意工夫を重ねて

データもとって、

どのどんぐりが効率がよいか検討した。













どんぐりスターチ

この現在のどんぐりスターチになった訳です。

マテバシイのスターチです。











どんぐり餅

同じことしても、

マテバシイのスターチは

白くて透明感がある。











どんぐり豆腐

素材の味にも邪魔しない。










どんぐり飴

なによりも、化学反応までさせて、

どんぐり飴にまでにも発展した。


雑味と色を考えると、

やっぱ飴もマテバシイがベストだった。












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そのどんぐり飴はケーキにも使える甘味料です。












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それに至までに

7年かかっとる。








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ボクも結構お手伝いしたんだよ。

またその報告は今度ね。

おしまい。